上級CST養成プログラム

対象者・受講条件

本プログラムの対象者ならびに受講に際して必要な条件は以下の通りである。

  • 小学校教諭または中学校理科担当教諭であって、実務経験が7年以上(専修免許取得者は5年以上)の者。
    または、初級・中級CSTであって、上級CST認定年度末時点において実務経験5年以上となる見込みの者。
    なお,実務経験には常勤講師の期間も算入できるものとする。
  • 上級CST養成プログラム受講に際して,所属機関長の同意が得られること。
  • 過去2年間に1回以上,理科授業(校内のみを含む。小学校低学年を担当している場合,理科的な要素の強い生活科でも可)を公開したことがあること。
  • CSTに関して理解していること。
  • 小学校あるいは中学校においてCSTとしての自覚を持って活動する強い意思を持っていること。
  • CST取得後も,継続的な研鑽を積み,地域の核となる理科教員として鋭意努力する意思のあること。
  • 上級CST養成プログラム受講に伴い,一般教育職員としての通常業務に支障をきたすことがないこと。
  • インターネットを通じて,Web 閲覧およびメール(添付ファイル含む)を送受信できること。

※非常勤講師として勤務中でCST養成プログラム受講を希望する者は,対応プログラムを検討しますのでCST企画運営事務局までご相談下さい。

プログラムの内容とポイント規定

 上級CST養成プログラムは,「知識」・「技能」・「指導力」・「総合力」の4区分,12科目から成り,科目概要と修了認定基準およびポイント認定基準は表に示す通りである。認定基準は認定にあたっての最低基準であり,教員としての本務に支障をきたさない限り,積極的な受講による自己研鑽を推奨する。

上級CST養成プログラムの修了基準ポイントおよびポイント認定基準

区分 科目名
コード/略記
単位ポイント認定基準 単位
P
修了基準
ポイント
知識

先端科学技術セミナー

21/先端セ

連携機関・協力機関が実施する先端科学技術等に関する講座を受講し,Fukui CST Membersで報告書を公開すること。 1 合計10

最低各1の取得が望ましい

学校教育セミナー

22/教育セ

福井県教育研究所等が実施する学校教育に関する講座を受講し,Fukui CST Membersで報告書を公開すること。 1

理科教育研究A

24/学会参加

理科(教育)・科学技術関連学会・研究会等で発表し,CSTメンバーサイトで報告書を公開および要旨等を提出すること。 1
小計 10
技能

技能研修講座A

32/技能(県)

福井県教育研究所等が実施する理科実験・観察等を主とする講座を受講し,Fukui CST Membersで報告書を公開すること。 1 1

技能研修講座B

33/技能(館)

科学館等が実施する実験・観察等を主とする講座を受講し,Fukui CST Membersで報告書を公開すること。 1 1

理科教育研究B

34/学会発表

理科(教育)・科学技術関連学会・研究会等で発表し,CSTメンバーサイトで報告書を公開および要旨等を提出すること。 1 1

理科教育研究C

35/申請書

科学研究費補助金等の応募書類を作成し,大学教員等の添削・指導を受けた後,CSTメンバーサイトに提出すること。 2 2
小計 5
指導力

理科授業研究B

45/授業研

拠点校等が実施する授業研究会へ参加し,Fukui CST Membersで報告書を公開すること。(理科授業研究Aと合わせた報告書でも可) 1 3

理科授業研究C

46/授業公開

校内研修会等で理科授業を公開し,CSTメンバーサイトで報告書を公開すること。 1 3

理科授業研究D

47/指導案

指導案を作成し,CSTメンバーサイトで公開すること。(理科授業研究Cで授業公開したものが望ましい) 1 3

科学コミュニケーション

48/コミュ

科学イベントにおける講師を担当し,Fukui CST Membersで報告書を公開すること。 1 1
小計 10
総合力

実務インターンシップ

55/総合C

実務における助言等の活動を実施し,以下のいずれかについて報告書を提出すること。
  1. 初級・中級 CST 受講者の学校インターンシップ受入(評価報告書の提出)
  2. 校内研修,理科授業や学業指導で同僚教員への助言等の活動
  3. 小教研・中教研理科部会,所属する理科教育関連サークルにおける活動
5 5
小計 5
合計 30

科目別受講・申請手続き

 上級CST養成プログラム科目の講座・研修等受講及び各種申請手続きは,基本的に福井CST関係者用のwebサイトであるFUKUI CST Members(以下,CST Membersと表記)を通して行うものとする。CST Membersは,ユーザーIDおよびパスワードの入力によるログインを必要とする。これらのログイン情報は厳重に管理し,他人に貸与してはならない。なお,忘失した場合は,速やかに本人が直接CST企画運営事務局に問い合わせること。

受講計画の立案

 上級CST養成プログラムの受講期間は最大5年間であり,自身の職務等の都合に応じて受講が可能である。しかし,養成プログラムの修了に向けては計画的な受講を必要とする。受講開始の際,CST研究員または実施担当者等の助言を参考に大まかな受講計画を立案すること。また年度ごとにCST Membersで計画を見直し修正することが望まれる。科目によっては,実施時期が及び回数が限定されているものや,校内における調整等が必要なものもあるため,立案の際は特に留意されたい。

CST合同研修会・研究チームへの参加について

CST合同研修会

 CST合同研修会は,毎年度6月,10月,2月の3回開催し,CST認定者,各級CST養成プログラム受講者,実施機関・連携機関担当者が情報交換を行う場とする。以下に内容の一例を示す。

  • CST認定者による活動報告と全体へのレクチャー
  • CST課題研究チームによる成果報告と全体へのレクチャー
  • CST受講者による受講報告および全体協議
  • ワンポイントレクチャー(小・中・高における単元のつながりと先端科学技術を意識した指導ポイントのレクチャー)

 合同研修会にはできる限り参加し,受講期間中に1回以上参加することを強く推奨する。また,上級CST養成プログラム受講者においては,特に指導法の改善例や開発した自作教材の事例報告に積極的に取り組んでほしい。
 なお,今後できるだけ早期に,CST養成プログラムに参加していない学生・院生・現職教員にも参加を呼びかけ,できる限り理科に興味関心の高い教員およびその学生・院生等の交流及び研鑽の場として提供していく。

CST課題研究チーム

 CST認定者および各級CST養成プログラム受講者,実施機関・連携機関担当者において,テーマに沿った課題を設定し協働してその解決を図るため,課題研究チームを設置する。
 課題研究チームは,チームマネージャーを中心に月1回程度の研究会を企画・開催し,その中でそれぞれが持ち寄った教材,指導案,CST間の連携手法などについて情報交換を行い,それぞれの資質向上に寄与する。また,合同研究会等でも成果報告およびレクチャーなどを開催し,まずは福井CST全体への普及を目指し,CSTを通したオール福井への普及を目指す。
 課題研究チームは比較的少人数で構成されることから,CST及び初級・中級CST受講者とのコミュニケーションがとりやすい場でもある。チームの中では積極的な提案と意見吸収を行って,CSTとしての活動していくために必要な資質を養う場としてほしい。
 上級CST養成プログラム受講者においては,特にチームの牽引者として中心的な役割を担ってほしい。また,参加している初級,中級CST養成プログラム受講者の自由な発言や新たな提案を前向きに取り上げ,調整役になってチームをまとめていくことを期待する。

修了認定

修了認定の申請手順

CST Membersにおいて必要ポイントの取得を確認できた場合,以下の手順でプログラムの修了および上級CSTの認定を申請することができる。

  1. 修了予定年度の7月末日または2月末日までに,CST企画運営事務局まで「上級CST認定申請書」(様式第3号-3)を提出する。内容として以下を含むものとする。
    • 上級CST養成プログラムで修得したこと
    • 上級CSTに求められる力量とは
    • 上級CSTとして自身の行っていきたい活動内容
    • 今後の上級CSTとしての活動に関して期待されるCST活動支援拠点(大学・県教育委員会および科学館等)による支援内容
    • 今後の初級,中級および上級CST養成プログラムへの要望
  2. 上記「上級CST認定申請書」に基づき,福井CST認定委員会にて認定の可否を決定し,結果を通知する。
  3. 認定が認められた場合は,上級CST(福井)の認定書を授与する。

受講中における履歴書等の記載について

 履歴書等の資格欄に「上級CST(福井)認定見込」と記載する場合は,25ポイント以上取得しており,該当年度内に残りのポイント認定を受けることができると見込まれることを目安とする。

CST認定後の扱い

 CST認定後の活動等については,「CSTの活動と支援体制」を参照のこと。