H24年3月に福井県で誕生した上級CSTおよび、現在、上級CSTを目指してプログラム受講中の中学校の現職教員が、中学校の理科授業の少し先にある科学を中学生に体験的に学んでもらう講座を県内各地で開催しました。この講座は、福井県の進める「夏休み理科実験応援プロジェクト(目的:夏季休業中に自由研究などの理科観察・実験を支援し、子どもたちの「科学の芽」を育てる)」の一環として、更に、中学校理科教員を対象としたCSTの行う公開授業としても実施しました。また、初級および中級CSTプログラム受講中の学部生・院生も参観しました。
この模様は、8月3日6時過ぎからのFBCのニュース(講座No.2)、8月15日付け福井新聞(講座No.4)で取り上げられました。
おもな取り組みは以下の通りです。
講座番号 実施日時 実施(集合)会場 担当教諭 テーマ
1 7月24日(火) 8:30~12:00 福井市社中学校 宇野秀夫 自然と人間(野外活動)
2 8月 2日(木) 9:00~10:30 坂井市立三国中学校 月僧秀弥 電気の性質 直流と交流
3 8月 3日(金) 13:30~15:30 福井市明道中学校 松山明人 科学的な思考力・表現力
4 8月13日(月) 9:30~11:00 あわら市芦原中学校 横山敏史 身のまわりの物質
5 8月23日(木) 11:10~12:00 福井市川西中学校 富島修司 化学変化と原子・分子
テーマの内容
1.水田に生息する生物の調査を行う。水生生物の調査を通じて,生物の多様性を学ぶ。
2.発電の仕組み・直流と交流の違いに関する実験と手回し交流発電機の製作とその検証を行う。
3.二酸化炭素の還元・身のまわりの現象・大気圧などの実験を通じて,思考力・表現力を高める。
4.発泡スチロールのリサイクル実験・ペットボトルから繊維を作る実験などを行う。
5.水中で燃える花火・二酸化炭素(気体・固体)でのMgの燃焼など「燃える」に関する実験を行う。